研修報告:日本精神科看護専門学術集会 青森大会

この度当院でも看護研究のことについて研修をしていただいている常葉大学看護学科龍野浩寿先生との共同の研究にて青森県の日精看の学術集会に論文を発表させていただきました。龍野先生には数年前より当院で看護研究について研修をしていただいています。

青森県には今回初めて行くことになりました。発表することもあり緊張しながら空港に向かいました。青森県は利用者が少ないのかセスナのようなプロペラ機で青森空港まで行くこととなり貴重な体験でした。

青森は兵庫県よりもやはり寒く11月ですがコートが必要な気温でした。発表前には共同で研究を行った病棟の看護師と練習をし、万全の常態で臨むことができました。やはり何度も発表の練習をすることによって当日はそれほど緊張することなく発表に望めたなあと感じております。協力していただいた病棟のスタッフや先生には感謝してもしきれません。また当日の会場ではランチョンセミナーでチーム医療に関しての発表を聞き、タクティールケアを利用したケアを参加形式で実践することができ非常に勉強にもなりました。共同研究者の龍野先生とは発表当日の会場にてお会いすることができ最後に一緒に写真を撮り、長い研究の期間が終わったなあと実感しました。

トライやるウィーク

10月28日~11月1日井吹台中学校3名、11月11日~11月15日桜ヶ丘中学校4名が今年も垂水病院で体験してもらいました。皆さん医療に興味を持ち、看護師、薬剤師、作業療法士など将来のなりたい希望を持ってトライやるされました。

 

  

車椅子を押したり、また患者さんになって車椅子に乗る体験をしたり、他部署にも協力してもらい、病院で働くということは、お医者さんや看護師だけでなくたくさんのお仕事がある事も体験をしてもらいました。病気で止む無く入院をされたり、通院される患者様をみんなの力で支え、はやく元気になって頂く為に力を合わせていることも分かってもらったと思います。まだまだ先の事なので、これからもたくさんの経験や学びもあると思いますが、垂水病院で体験したことが、今後大人になる過程で心に残る体験であってほしいのと、自分の進む道に向かって夢をいっぱい持ってほしいと思いました。ご協力して頂いた患者様そして職員様ありがとうございました。

神戸市看護のともしび賞

この度は「神戸市看護のともしび賞」という大変名誉ある受賞をさせて頂き誠にありがとうございます。

高校卒業後何もわからない私に諸先輩方々から手厚い助言・指導をいただき復光会垂水病院で働きながら看護学校へ通いました。新人看護師として「自分がしてもらいたいと思うことを相手(患者様及び家族様)に提供する」を念頭に一度は心折れて退職してしまいましたが40年、垂水病院で仕事に携わってきました。

偏に患者さん、またそのご家族様からの感謝の言葉。諸先輩・同僚・後輩の素晴らしい人間関係に支えられてきたからこそです。この賞を励みに更に日々努力し続けたいと思います。

研修報告:久里浜研修

 

10/28~11/2まで神奈川県横須賀市にある独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターへアルコール依存症の勉強に参加させてもらいました。到着後開校式があり、5日間のプログラムの説明を受けましたが、講師の数の多さと、研修時間の長さに驚き、最後まで遣り通せるか不安になりました。もともとアルコール依存症には苦手意識があり、率先して勉強をすることもなく知識が少ないため、オリエンテーションだけで尻込みをしている状態でした。でも研修を受けていく中で依存症患者や家族の考え方や思いなどをしり、そういった思いを表現できる認知行動療法やクラフト、動機づけ面接の方法を学び実践して行きたいと思うようになりました。

毎日夕方までの座学で終わる頃には詰め込みすぎでパンクしそうになっている頭の中。それを落ち着かせるのが自室から見える夕日と朝日でした。海がある景色の中での太陽は私にやる気を十分にあたえてくれました。また一緒に参加していたメンバーとの交流や情報交換が今後の私の仕事の糧になると感じました。

研修に参加したことでアルコール依存症に対する苦手意識が少しなくなり、積極的に関わっていきたいと思うようになりました。

市民公開講座

 

11月2日(土)垂水病院主催、市民公開講座が緑が丘町自治会館にて開催されました。当院のもの忘れ外来担当医である朴先生が『認知症ってな何?高齢化社会を生きる上でしっておくべき認知症のキホン』というテーマのもと、講演を致しました。近隣にお住まいの方々、90名以上にご参加頂き、会場は後ろまでいっぱいとなりました。

朴先生の認知症にキホンや治療についての説明に対して、会場内では共感の声が多く聞こえました。また、時折笑いも交えての時間はあっという間に過ぎたように思います。私自身も認知症という病気を改めて学ぶことができました。

また2025年には認知症高齢者が700万人にのぼるといわれる日本を生きる中で、自分や周りの今後を考えるよい機会をご提供できたと思います。また、こういった場を持つことで、顔の見える支援にも繋がったように思います。

このような病院と地域の方々が繋がる場を今後も開催、参加し続けることで自身の研鑽だけでなく、様々な人と繋がるきっかけ作りにしていきたいです。

垂水病院 病院祭

10月19日(土)は年間通しても大きな行事となる垂水病院祭でした♪

当日はあいにくの曇り時々雨。

建物内のみで、ぎゅっとお店やステージを詰め込んだ形にはなりましたが、活気いっぱいなスタートでした。

 

今回のステージイベントは午前午後の2本立て。

まず午前の部は、昨年もお世話になりました『LadyBug』のお二人が、とてもステキな演奏と歌声のハーモニーをご披露して頂きました。

そして午後の部は『にィーにィーズ&ネェーネェ』の皆様。沖縄民謡を中心とした唄と踊りで自然とリズムに合わせて体が動き、楽しい雰囲気に包まれました。

 

一方、模擬店は去年と比べても出店が多かったように感じた方もあったかなぁと思いますが、医局の先生方をはじめ、各病棟と外来の看護師や看護部長室、事務部門、薬剤課、栄養課、OT・PSW・心理室やデイケア、地域連携室など院内スタッフ総出でたいへん賑わった様子でした。また、かがやき神戸さんからはカフェ&販売ブース、デイリーヤマザキさんからは中華まんの販売と、外部の皆様からも多くのご協力を頂きました。

  

 

 

 

     

また2階休憩スペースでは、入院患者様が活けて下さったお花が飾ってあったり、5階病棟の店舗では患者様が作製したアクセサリーなども販売していたりと、いろいろな取り組みもご覧になって頂けたかなと思います。

  

何か月も前から企画運営委員のスタッフが中心となり、多忙な中しっかりと準備を整えて頂いた結果、規模も大きく盛況に開催できました。

終了後、患者様からも好評だったというお話をたくさん頂き、また悪天候の中、足をお運び頂きました地域の皆様にも楽しんで頂けたかなと思います。

三木さんさんまつり

10月6日(日)、令和になって初めての三木さんさんまつりに、模擬店として参加してきました。垂水病院の地域貢献の一環として、毎年参加しており、地域の方々にも少しずつ認知していただけるようになったのではないかと思っております。

 

今年は、フランクフルトを看護部の副師長会が中心になって販売させていただきました。

天候にも恵まれ、お客さんも多かったのですが、以前に比べて食品の店舗が増加したこともあり、少し苦労はしましたが、なんとか3分の2を販売することができました。

販売中もたくさんの方と触れ合え、励ましのお言葉をかけてくださり、とても貴重な体験をさせていただいたと感じました。

また、模擬店販売以外には、当院の事務職員や精神保健福祉士、地域連携室のスタッフらも裏方としてお祭り全体のお手伝いができ、微力ながら当院として協力できたのではないかと思いました。

今後も地域の為にできることを積極的にお手伝いしていければと思います。

研修報告:2019年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会

10月4日からの3日間、札幌にて開催された2019年度アルコール・薬物依存関連学会に参加させて頂きました。天気は生憎の曇り空ではありましたが、大きく崩れることはなく、滞在中は気持ちよく過ごすことができました。

近年飲酒運転による死亡事故があり、法律による厳罰化がすすみました。飲酒運転の背景にはアルコール依存症が相当数いるとされています。危険ドラッグが社会問題となり、違法薬物だけでなく処方薬や市販薬の依存の問題があります。ギャンブルに問題のある人達は300~500万人いるとも言われています。また、インターネット、スマートフォン等のゲーム依存の増加は現代社会を特徴付ける問題と言っていいのかもしれません。

これらの多くの問題が、依存とアディクションの問題とリンクしています。医師やコメディカルの依存症に対する関わりや、依存症の当事者の生の声に触れ、多様な考え方を吸収することが出来ました。アルコール依存症患者が大多数を占める病棟で働く私にとって今回の学会に参加できたことはとても有意義でした。

実は私は北海道へ行った経験がなく、今回の学会参加の話を頂いた際に即答で参加の返事をしたのを覚えています。短い間でしたがその土地の文化に触れ、美味しい食事ができたことは学会参加と合わせて良い経験となりました。

最後にはなりましたが、このような素晴らしい体験をさせていただいた当院に深く感謝し私の出張報告とさせていただきます。

院外研修:新入職者野外研修

9月28日、曇空かと思いきや、青空も見え暑さの中での新入職者野外研修。

今年度の看護部新入職者3名と、実地指導者担当看護師、それに病棟師長と看護副部長と一緒に、神戸の布引ハーブ園やホテルでのランチビュッフェ、umieから遊覧船観光と一日かけて時間を過ごしました。

新入職者たちも普段は別々の病棟で働いており、なかなか出会う機会も少ないのですが、今回の研修では約半年間経った時点で、色々と業務内容の再確認や助言、励まし合いなどもできたような気がします。そして他病棟の先輩、また師長や副部長といった配属病棟外でのコミュニケーションも深まり、充実した研修だったと参加者からも感想がありました。

 

また、私自身、昨年度より実地指導の役割をさせていただき参加も企画も初めてでした。企画の段階でうまくいくかどうか不安に思い、心配をしていましたが、そんな心配は不要でした。皆の笑顔が飛び交い、企画者という責任も忘れてしまうほど笑い楽しかったです。

私の所属する病棟には今年新人さんは配属にならなかったので、この研修会がなければ話をする機会もなかったかと思うと私にとっても、とても嬉しい機会となりました。

今後もローテーション研修が始まります。今回の野外研修の関わりが、他部署のスタッフや上司とのコミュニケーションが取れたことで、今後より良い看護につなげていっていただければと思います。

院内研修:リラクゼーション研修

9月18日(水) リラクゼーション研修開催!

お隣のナリス化粧品ラブスタジオから、研修の為に5名のエステティシャンの方々が来てくれました。2人1組の顔エステに19名、ハンドエステには17名と、会議室いっぱいのメンバーが参加しました。

ゆっくり、お互いをマッサージする方法のレクチャーを受け、力はいらない、ゆっくりと、指の先からひじのあたりまでクリームをつけて、どこに指を沿わせるのか、どの部分をやさしく押すのかを教えてもらいながら、一緒にマッサージをしていきました。

ゆっくり、力を入れないマッサージには、リラックス効果があり、血行も良くなり温かくなりました。体の弱っている人への効果もあることも教えていただきました。

男性スタッフも、照れながらも楽しんで参加しました。みんな顔も手もツヤツヤとなり、お土産にクリームもいただきました。

いつもとは、違う異色の研修でしたが、自分たちへのリラックス効果や、マッサージをしてあげる相手への効果にもつながるので、すぐに実践できる良い研修でした。