神戸市看護のともしび賞

この度は「神戸市看護のともしび賞」という大変名誉ある受賞をさせて頂き誠にありがとうございます。

高校卒業後何もわからない私に諸先輩方々から手厚い助言・指導をいただき復光会垂水病院で働きながら看護学校へ通いました。新人看護師として「自分がしてもらいたいと思うことを相手(患者様及び家族様)に提供する」を念頭に一度は心折れて退職してしまいましたが40年、垂水病院で仕事に携わってきました。

偏に患者さん、またそのご家族様からの感謝の言葉。諸先輩・同僚・後輩の素晴らしい人間関係に支えられてきたからこそです。この賞を励みに更に日々努力し続けたいと思います。

研修報告:久里浜研修

 

10/28~11/2まで神奈川県横須賀市にある独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターへアルコール依存症の勉強に参加させてもらいました。到着後開校式があり、5日間のプログラムの説明を受けましたが、講師の数の多さと、研修時間の長さに驚き、最後まで遣り通せるか不安になりました。もともとアルコール依存症には苦手意識があり、率先して勉強をすることもなく知識が少ないため、オリエンテーションだけで尻込みをしている状態でした。でも研修を受けていく中で依存症患者や家族の考え方や思いなどをしり、そういった思いを表現できる認知行動療法やクラフト、動機づけ面接の方法を学び実践して行きたいと思うようになりました。

毎日夕方までの座学で終わる頃には詰め込みすぎでパンクしそうになっている頭の中。それを落ち着かせるのが自室から見える夕日と朝日でした。海がある景色の中での太陽は私にやる気を十分にあたえてくれました。また一緒に参加していたメンバーとの交流や情報交換が今後の私の仕事の糧になると感じました。

研修に参加したことでアルコール依存症に対する苦手意識が少しなくなり、積極的に関わっていきたいと思うようになりました。

市民公開講座

 

11月2日(土)垂水病院主催、市民公開講座が緑が丘町自治会館にて開催されました。当院のもの忘れ外来担当医である朴先生が『認知症ってな何?高齢化社会を生きる上でしっておくべき認知症のキホン』というテーマのもと、講演を致しました。近隣にお住まいの方々、90名以上にご参加頂き、会場は後ろまでいっぱいとなりました。

朴先生の認知症にキホンや治療についての説明に対して、会場内では共感の声が多く聞こえました。また、時折笑いも交えての時間はあっという間に過ぎたように思います。私自身も認知症という病気を改めて学ぶことができました。

また2025年には認知症高齢者が700万人にのぼるといわれる日本を生きる中で、自分や周りの今後を考えるよい機会をご提供できたと思います。また、こういった場を持つことで、顔の見える支援にも繋がったように思います。

このような病院と地域の方々が繋がる場を今後も開催、参加し続けることで自身の研鑽だけでなく、様々な人と繋がるきっかけ作りにしていきたいです。

垂水病院 病院祭

10月19日(土)は年間通しても大きな行事となる垂水病院祭でした♪

当日はあいにくの曇り時々雨。

建物内のみで、ぎゅっとお店やステージを詰め込んだ形にはなりましたが、活気いっぱいなスタートでした。

 

今回のステージイベントは午前午後の2本立て。

まず午前の部は、昨年もお世話になりました『LadyBug』のお二人が、とてもステキな演奏と歌声のハーモニーをご披露して頂きました。

そして午後の部は『にィーにィーズ&ネェーネェ』の皆様。沖縄民謡を中心とした唄と踊りで自然とリズムに合わせて体が動き、楽しい雰囲気に包まれました。

 

一方、模擬店は去年と比べても出店が多かったように感じた方もあったかなぁと思いますが、医局の先生方をはじめ、各病棟と外来の看護師や看護部長室、事務部門、薬剤課、栄養課、OT・PSW・心理室やデイケア、地域連携室など院内スタッフ総出でたいへん賑わった様子でした。また、かがやき神戸さんからはカフェ&販売ブース、デイリーヤマザキさんからは中華まんの販売と、外部の皆様からも多くのご協力を頂きました。

  

 

 

 

     

また2階休憩スペースでは、入院患者様が活けて下さったお花が飾ってあったり、5階病棟の店舗では患者様が作製したアクセサリーなども販売していたりと、いろいろな取り組みもご覧になって頂けたかなと思います。

  

何か月も前から企画運営委員のスタッフが中心となり、多忙な中しっかりと準備を整えて頂いた結果、規模も大きく盛況に開催できました。

終了後、患者様からも好評だったというお話をたくさん頂き、また悪天候の中、足をお運び頂きました地域の皆様にも楽しんで頂けたかなと思います。