院内研修:人工肛門ケア・中心静脈栄養について研修会

七夕もあいにくの雨模様で、じめじめした日が続いてますね。新年度が始まったかと思えばあっという間にもう7月、年々時間の流れが早くなるなぁと感じるこの頃ですが、今回は研修報告をお送りしたいと思います。

6月16日(水)にアルケア株式会社と大塚製薬株式会社の2社から講師を招き人工肛門ケアの基礎知識と中心静脈栄養について研修会を開催しました。

病状の悪化により、経口からの栄養摂取が摂れない患者様に対し、点滴(輸液)での栄養補給が求められます。高カロリー輸液を補給するための操作方法や注意点、特に感染対策について講義を受けました。

 

人工肛門ケアでは、ケアに使用する装具や用語の説明を受け、用途に合わせた装具(袋)を種類別にご持参頂きました。手に取って見ることで、違いを知ることができました。

人工肛門が再現された模擬人工肛門を使い、装具の交換方法の体験学習ができました。人工肛門のサイズに合わせ装具のカットは難しいですが、専用はさみを使用したり、工夫点など分かり易い講義を受けたおかげで人工肛門にピッタリ合ったサイズの装具が完成しました。今後も看護ケアのスキルアップに努めて行きます。

令和3年度スタート!

令和3年度の4月、当院も新しい職員が増えたり異動があったりと様々な変化がありました。

看護師のユニフォームも日勤者と夜勤者との区別もできるようになり、近年、働き方改革の一環として、注目されてきているユニフォームの色分けが当院でも取り入れられました。変化の大小様々で心機一転ではありますが、感染対策は引き続き重点的に取り組みながら、日々看護を行っています。

 

患者様や多職種の方からは「夜勤者がわかりやすくていいですね」「色分けが良いですね。」と好評です。

 

そして話題がもうひとつ。

垂水病院に春が来ました!💛

昨年植えた玄関の3本のミモザが見事に咲きました。

春風にフアフアと揺れるミモザは、コロナ感染の恐怖に疲れた患者様や職員の心をなごませてくれます。花の期間は短く、もうすでに満開を過ぎましたが、来年もっとたくさん花を付けてくれると楽しみです。

ミモザの他にも、今年は、赤い花を付ける金宝樹や、ピンクの百日紅は夏に咲くので楽しみです。

職員の皆様も、昼休みや検温担当になった時、少し玄関の花々に癒されてくださいね🌸

研修報告:アルコール・薬物依存症治療拠点機関研修

令和3年1月30日に「令和2年度アルコール・薬物依存症治療拠点機関垂水病院 オンライン研修会」を開催しました。

兵庫県と神戸市から平成30年度に治療拠点機関(アルコール・薬物依存症)の指定を受け、以降委託事業としての医療従事者等関係者向け研修会を毎年開いています。今年度は新型コロナウイルス感染拡大を鑑みて、オンラインでの実施となりました。オンラインで研修を外部に発信するのは初めての試みです。

研修当日だけでなく、QRコード入りのチラシ作りから、メールでの申し込み受付やレジュメの送信等の研修の準備においても初めてで、デジタルネイティブ世代中心に職員一丸となって取り組みました。

講義は当院山本院長による「アルコール依存症の理解と対応」と当院副院長による「薬物依存症の基礎知識」でした。緊張の連続でしたが、オンライン実施が功を奏し参加者数は昨年度の倍以上、そして尼崎や豊岡等遠方からもご参加いただけました。またチャットを介した質疑応答も充実した時間となりました。アナログ世代の私を含め職員一同、対面実施の研修では得られない思いがけない産物に、感謝あふれる1日となりました。

新年 書初めの会

大変遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、新年最初の記事は書初め会の様子をお届け致します。

感染予防対策をしながらですので、皆でワイワイと、というわけにはなかなかいきませんでしたが、できる範囲の中で新年行事として実施致しました。

入院患者様には新年の抱負、あるいはご家族への気持ちなど、様々な思いを書いて頂き、一筆入魂といった力強い作品もあれば、丁寧繊細な作品もありと、ギャラリーにも感嘆の声が響いていました。

恒例の季節の行事ではありますが、退院後の新たな生活に臨む上でも、日々の暮らしを安心安全に送る上でも、決意や展望を改めて確認し、そしてそれを文字におこすことは、とても大事に思います。

ご参加頂いた皆様の思いが、ぜひとも実現できるようスタッフ一同もできる限りの援助をしていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

院外研修:令和2年度 新入職者野外研修

令和2年11月7日に新人野外研修で丹波篠山伝統工芸公園立杭陶の郷で陶芸体験と、神戸フルーツフラワーパークでバーベキューとモンキーズ劇場で観劇をしてきました。例年でしたら9月頃に実施している研修ですが、今回は新型コロナの影響もあり、少し延期して11月の開催となりました。

当日の天候はあいにくの雨でしたが楽しい1日を送ることが出来ました。

丹波伝統工芸公園立杭陶の郷では、陶芸体験をしました。皆、試行錯誤しながら思い思いの作品を作りました。お互いに作品の評価をしあったり、上手くいかない方は何度も作っては壊したり、当初考えていた物とは違う作品になったり…。普段、あまり体験しない土いじりに皆、夢中になってしまいました。

 

神戸フルーツフラワーパークでは十分な感染対策の上、屋外でのバーベキューを楽しみました。屋内で食べるのとは違った雰囲気で普段の何気ない話をしたり、冗談を交わし笑いあったりし新卒者の職場では見られない一面を垣間見ることが出来ました。皆楽しんで食事をしたのでいつも以上に食欲が増したのか会計にハラハラしましたが、それだけみんなが楽しみながら食事ができた証拠でしょうか。

食事を堪能した後は同施設内にあるモンキーズ劇場におサルさんの芸を見に行きました。楽器を演奏したり箱から箱までジャンプをしたりかわいらしいサルが一生懸命に芸をするのを観て感激し涙する職員や、芸を観る前から興奮気味の職員がいるなど思いのほか、おサルさんの芸には心打たれるものがありました。

私が前回、野外研修に参加した時には新人として参加させてもらいました。今回は実地指導者として企画実施する立場になり、看護部長始め色んなスタッフが関り自分達の事を考えて育てて下さっていることが分かりました。そして、新入職の方ひとりひとりに向けて、一人前の看護師として頑張って成長して欲しいという思いもささやかながら届けられたかなと思います。これからも一緒に頑張りましょう。

研修報告:ギャンブル等依存症治療指導者養成研修

この度、ギャンブル等依存症治療指導者養成研修に参加させていただきました。9/17、9/18の2日間に渡って、全国の医療機関などから抽選に当たった約100名がzoomで繋がり、研修を受けました。

疾患についてや相談支援、借金問題の対処、当事者の体験談など幅広い内容でとても充実した研修でした。

研修の中で特に印象深かったのは「借金問題の対処」という講義の中で「早く借金の問題を解決してしまうと、ギャンブル依存症の治療に繋がらない。借金さえ無くなればギャンブルが止まると考えている人が多い」という話です。借金を抱えるきっかけがギャンブルだったとしても、借金を返すためにギャンブルをしていると認識している人が多いことが改めて分かりました。

この研修では、これまで学ぶ機会の少なかった分野や知識を学ぶことができました。今回学んだことをこれから実践で活かしていきたいと思います。

Zoomを活用したオンライン研修への参加は初めてでしたが、慣れた場所から参加でき、いつもよりリラックスして集中できたような気がします。今後も機会があればオンライン研修に参加していきたいと思います。

垂水病院 企画運営委員会 清掃活動

10月5日(月)16時より、恒例の近隣周辺清掃活動を行いました。

コロナ禍の中、院内外の活動もなかなかできませんでしたが、やっと企画運営委員が全員集合し清掃活動することができました。出発時は皆気合を入れて、2班に分け実施しました。ナリスさん側からと、グランド外回り側、住宅内、うめ公園表通りまでの道のりを、みんなで溝をのぞき込んだり、落ち葉でふさがっている側溝の落ち葉拾いをしたり、公園では、小学生が興味津々に「何してるのー」と声をかけてきてくれて、一緒にゴミ拾い手伝ってくれました(ありがとう!)。

また、病院敷地内禁煙に伴い、病院周辺でのタバコの吸い殻も多かったように思います。マナーは守ってほしいとも感じました。

地域の方々にも「ご苦労様」「こんにちは」と嬉しいお声をかけていただき、地域の方々とのふれあいも出来た活動でした。そして、沢山のゴミの収穫?とともに清掃活動をおえました。

院内研修:新型コロナウィルス対応感染研修会

皆様たいへんご無沙汰しております。今年度は当初より新型コロナウィルス対策に翻弄され、様々な困難や新しい気づき、そして考え方や方向性の確認・転換など、多くの変化がありました。研修や出張、病院行事や実習生受け入れなども殆ど中止を余儀なくされ、なかなか皆様にご紹介できるものも見つからない中ブログの更新もストップしてしまっておりました。改めてお詫び致します。

最近では、院内での研修やWEB上での研修参加なども出来てきましたので、また少しずつ垂水病院の状況などもお伝えしていければと思います。

さて、再開1発目の記事はこちら、感染対策の研修をご紹介致します。

 

令和2年10月2日に当院にて感染特別研修を職員対象に開催しました。

講師は、ひょうごこころの医療センター感染管理認定看護師の森田先生をお招きして、新型コロナウィルスに関する現場での具体的対応方法を学びました。当院職員にも当然ですが関心は高く、参加希望も多かったのですが、ソーシャルディスタンスの関係上23名に限定しました。

内容的には、ゾーニングやPPE(防護服)脱着方法、標準予防策の理解、確認等で、大変分かりやすく現場にて役立つだけでなく、日頃の感染対策にもより理解が深まりました。毎日ニュースなどで新型コロナウィルス関連の放送がありますが、未だに情報が錯綜しているのと、これをすれば大丈夫というものがありません。しかし、現場はいつ陽性者が発生しても対応できるようにしておく必要があります。当院として、出来ることを漏れなく確実に実施継続し、患者様、職員を守っていきたいと思います。

研修報告:交換研修

今回、交換研修として当院より複数名、千葉県の総武病院にお伺い致しましたので、看護部と事務と1名ずつ、報告させて頂きます。

【看護部より】

当院では電子カルテを導入して2年が経とうとしています。今後さらなるシステムの整備、機能化を目指すために、先に電子カルテを導入している千葉県の総武病院に2月19日~2月21日まで6人で交換研修に行ってきました。久しぶりの新幹線に緊張しながら窓から見える富士山に感動し、千葉県に向かいました。

同じ復光会ではありますが、総武病院に行くのは初めてで、施設の大きさにとても驚きました。研修初日より電子カルテの運用方法を教えていただきました。先に電子カルテを導入していることもあり、システム整備がされていることが多く、今後取り入れていきたいことがたくさんありました。電子カルテ以外にも病棟の見学もさせていただき、個人的にもすごく勉強になりました。同じ復光会、同じ年代の看護師とも意見交換を行い交流の良い機会となりました。

研修前は不安だらけでしたが、総武病院の皆様には温かく迎え入れられ充実した3日間となりました。今後垂水病院に還元出来るよう、さらには患者様に還元できるよう日々改善・対策を行っていきたいと思います。

総武病院の皆様にはこの場をお借りして、改めてお礼を申し上げます。

【事務より】

垂水病院が電子カルテとなり、1年半が経ち、最初の頃と比べて受付・会計でお待たせすることも少なくなったと思います。しかし、まだ使いこなしているというよりは、電子カルテに使われている感じも抜けきれず、今回、電子カルテを先駆けて導入している千葉県の総武病院へ研修に行かせていただくこととなりました。

久々の新幹線と電車の乗り継ぎで、遠足気分も一転、街の真ん中にある大きな総武病院に圧倒されました。総武線沿線に建っているのに、ここは街の中かと思うほどの大きなグラウンドがあり、病院に隣接している老健や院外薬局など、規模の大きさにも驚きました。

看護・事務と分かれて研修を行ない、電子カルテの使い方を主に見させて頂きました。患者様の違いや、院内の配置の違いもありますが、垂水病院でも取り入れたい所を、共有し、職員同士の仕事のしやすさにつなげ、そこから患者様へ迅速に対応できる、さらにお待たせしない医療にしていきたいと思います。

ひな祭り

今年は、あまり大々的にお祝いムードでもないのですが3月3日は「お内裏様とお雛様♪」ひな祭りの日ですね。

当院に於いても、外来中待合の通路に飾ってあります。飾り方は関東と関西とは違うみたいで、

※関東では、向かって左側が男雛で右側が女雛

※京都や関西の一部では、向かって右側が男雛で左側が女雛

今回は関東飾りの様ですね!

職員のおうちに眠っていた歴史のあるお雛様。現在では、こじんまりした2段だったり、お内裏様とお雛様だけが主流となっている中、三人官女、五人囃子、右左大臣等々立派なお雛様です。

気持ちがしんどい時でも飾ってあるのを見るとほっこりしますね。まだ暫くは、飾っていますので是非ご覧ください。