季節も徐々に移り変わり、朝晩は涼しくなってきましたね。
今回は、入院患者様に向けて生活能力の維持や気分転換・リラックス、また対人交流の援助や趣味活動の拡張など、色々な目的で実施している作業療法プログラムの中で、最近行った各病棟の取り組みをご紹介したいと思います。
まず4階病棟ですが、春ごろから患者様数名と看護師と作業療法士と一緒に企画から始め、皆で楽しめる行事のアイディアを出し合いました。その中で流しそうめんをしてみようということになり、患者様たちと何度か話し合いをしながら、準備するものや買い物内容、下ごしらえの段取りなど計画しました。
そして当日は患者様と近くのスーパーまで行き、そうめんの種類やめんつゆの値段など色々と気をつけながら無事買い物を終えて帰ってくると、その後は作業療法室のキッチンでそうめんをゆがいたりと準備も順調に進みました。
食べる準備ができた頃に、他の患者様も招待して、皆で流しそうめん大会を楽しみました。
患者様からは「美味しかった」「毎年夏にしたい」などの声を頂き、準備に関わった患者様からは「久々に料理をして、IHの操作が難しかった」と、実際に取り組んで気づいたこともあったみたいです。
続いて6階病棟です。
こちらも入院患者様に気分転換とリラックスの時間をもって頂きたいということで、カフェ企画に挑戦しました。
私も見学で病棟にお邪魔しましたが、コーヒーの良い香りが漂うなか、パンケーキの甘い癒しに、参加された患者様も自然と表情やわらぎ、にこやかにお話をされる姿が印象的でした。たまにはこういうゆったりとした時間を過ごすのも良いですね。
ということで、今回は2病棟の取り組みの紹介でしたが、また季節ごとに色々な行事や催しがありますので、また折をみて紹介させて頂きますね。