年度末

気づけば3月に入り、垂水病院Blog、久しぶりの更新です。

12月から1月にかけ、6F病棟で新型コロナ感染が徐々に広がり、病棟看護師をはじめ多くのスタッフがその対応に追われると同時に、市中感染と思われるスタッフの感染・欠員も相次ぎました。

人員も不十分な中でしたが、患者様、スタッフの協力の甲斐あって、なんとか年明けの1月中旬に収束させることができました。

そして2月が過ぎ、3月今現在、一定条件下でマスクは個人の判断に委ねられ、新型コロナが2類から5類に変更予定の動きなど、世間の感染への対応も少しずつ変化をみせてきています。

幾度かのクラスターを経験し、その感染スピード、株ごとに変化する潜伏期間、無症状の陽性者など、対応に苦慮したことは今でも鮮明に思い出され、医療機関・病院という場所、役割の中で考えると、感染対策の緩和にはもう少し時間がかかるかなぁという感覚でおりますが、慎重になりすぎず、優先順位を見極めながら対応していけたらと思います。

 

玄関脇のミモザが、ぼちぼちきれいに咲いてきています。種類によってつぼみがひらくタイミングが違い、それぞれの顔をみせてくれるのも楽しみですが、次年度はよりいっそう、いろいろなことが再開できる年度になればという楽しみも一緒に、春の訪れを喜びたいと思います。

  

2022年度 精神保健福祉連盟会長表彰を受賞して

この度、第69回精神保健福祉全国大会において、精神保健福祉連盟会長表彰を受賞させていただき誠にありがとうございます。思いがけない受賞にとても驚いたのと同時に、畏れ多さを感じ、身の引き締まる思いです。

私は、復光会垂水病院へ就職して26年になります。これまでの間、多くの方に支えられお世話になってきました。このことを忘れず、この受賞を励みに頑張っていきたいと思います。

今回の大会はハイブリット開催で参加者は多くなかったのですが、山口県という場所を五感で感じながら貴重な体験をさせていただき、私にとっては忘れることのできない思い出となりました。そして、このコロナ禍がなければもっと多くの方にお会いでき、楽しむことができたのかなとも思いました。

最後になりましたが、国内でのコロナ禍はまだまだ続いています。私たちも日々緊張の糸を切らさず、私個人もより一層精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

院外研修:令和4年度 新入職者野外研修

令和4年9月24日に新入職者野外研修で神戸青少年公園デイキャンプ場にてバーベキューとミニゲームを行いました。前日は雨などもありましたが当日は晴天で少し暑さを感じる天気でした。

今回の野外研修では4グループに分かれそれぞれが調理を行い、新入職の方達との交流を深めました。みなそれぞれ工夫を凝らしたものを準備し、中にはパエリアやピザなどを作ったグループもあり、どれも美味しそうでした。外で食べる食事はまたひと味違いますね。

 

   

バーベキューが終わり、お腹も満たされたところで、続いてミニゲームのモルック対抗戦を行いました。

モルックはフィンランドの伝統ゲームやスポーツとされ、当院のデイケアでもミニゲームの種目として取り入れております。グループ内で「頑張れー」と声を掛け合いながら、ゲームは大いに盛り上がり、絆が深まっていくのを感じました。

 

私はこの野外研修を企画・参加するのは今回が初めてでしたが、多くの職員の協力のもと新入職者や他病棟との交流ができました。今後はローテーション研修といった病棟間を跨いでの研修も始まります。今回の野外研修が、他病棟のスタッフや上司とのコミュニケーションが取れるきっかけとなったことで、今後一層、より良い看護につなげていっていただければと思います。

医療安全委員会 川柳大会

 

こんにちは。

暑い夏も少し和らい できていますが、相変わらず新型コロナウィルスは蔓延傾向にあります。そんな中、私たち医療安全委員会では、感染の問題だけではなく、医療全般を俯瞰し、取り組みについて全部署に関心を持ってもらう意味を込めて、医療安全をテーマにした川柳大会を開催しました。全部署から選りすぐりの15題が展示され、2週間の期間中多くの職員に見ていただきました。そして32名の選考委員により、投票がおこなわれ、最終的に次の3句が選出されました。

 

・閉まれドア 念力よりも 手で確認

・「したつもり」 つもり積もって 事故となる

・気を抜くな 慣れと油断に 潜む事故

どれも成程と思う句です。この期間は特に医療安全について振り返る、良い時間になったのではと思います。

今回は川柳という形で各部署からアイディアをもらいました。ときにはこのように、いつもと違った見方や考え方ができるのも良いですね。

研修報告:令和4年度 第1回虐待防止研修について

7月20日に当院会議室にて、今年度の第1回虐待防止研修会が開催されました。各部署より参加募集し、会場が密にならないよう調整もしながらも計45名と、久々にたくさんの職員が集まる研修となりました。

講師は大塚明先生をお招きして、虐待に関する基礎知識や法的な側面からお話をしていただきました。普段の生活の中でも、我々医療者は自覚を持って業務だけではなく、倫理、道徳面に十二分の配慮しながら人とかかわっていく必要があります。この研修を通して自身の人とのかかわり方を振り返り反省すべき点は改善し、自他ともに不快な気分にならないように努力していきたいと思います。

今回の研修が無駄にならないよう全職員にて周知し、これまで以上に思いやりのある病院にしていきたいと思います。

垂水病院 院内行事「夏の大創作!」

新年度を迎えたと思ったら、あっという間に6月。毎日の天気に合わせて服装も悩みがちです。

先日のテレビで、『九州地方は梅雨入りしていないのに、先に関東甲信地方が梅雨入りするのは17年ぶり』というニュースを見て、へぇ~、そういうこともあるんやなぁと驚いています。西から順番に梅雨入りしていくイメージですもんねぇ。この辺りも、ぼちぼち梅雨入りしそうな雰囲気でしょうか。

さて、そんな雨の時期にピッタリな企画ということで、各病棟の患者様と職員も一緒になり、まさに一致団結!な作品作りを行いました。

お花紙をまるめて台紙にたくさん貼っていき、アジサイの花を作ります。

おひとりおひとりに作っていただいたものを一枚の紙にまとめ、見事なアジサイ畑の完成です。花の間からカエルたちが顔を覗かせているのもかわいいですよね。

 

皆さんじっくりと集中して取り組まれ、花の置き方や大きさなんかも工夫して、個性豊かな作品に仕上がりました。こういう季節を感じられるアートも良いですね。

皆で楽しみ、穏やかな気持ちになれた時間でした。

 

 

 

令和4年度スタート!

春の風を感じるというより、少し汗ばむ暑さの日も増えてきました。

久しぶりの更新ですが、令和4年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 

ホームページでも報告させていただいたのでご存じの方もあると思いますが、2月18日、当院4階病棟で複数名の発熱者があり、PCR検査の結果、コロナ陽性が判明し、同時にクラスター発生となりました。

第一報を聞いた時のことは今でも忘れられません。

その4日後、別フロアの5階病棟にもコロナ陽性者が出て、感染者の増加とともに、このオミクロン株の猛威に震える程でした。

非常に危機的な状況ではありましたが、全職員が収束に向け尽力し、患者様の協力もいただきながら、なんとか3月31日に収束することができました。

春の陽気に包まれ、新館移転時にOB会の皆さまに植栽していただいた桜の木や、正面玄関のミモザの枝木も気持ちよさそうです。そんな風景を眺め、ほっとひといきつける、そんな日を本当にありがたく思える今日この頃です。

垂水病院 新年行事

令和4年を迎え、垂水病院も新しい年のスタートとなりましたが、皆さま今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、去年の新年会は新型コロナ感染予防のため中止となり、今年はどうかなぁと案じていましたが、充分な感染対策をしながらできる範囲でやっていきましょうということで、久しぶりの全体行事です。入院患者様にも不要不急の外出自粛をお願いしていますし、体の衰えでなかなか外出しにくい方も多い中、少しでもお正月気分を味わって楽しんでいただけたらと思い、作ってみました。

作業療法士特製、ステイホーム式初詣セットです!病棟内やOT室など様々な場所に設置できますので、気軽に初詣気分を味わえ、たいへんに優れモノです。

病棟ごとでの新年会、今年は見た目にも楽しんでもらえたように思います。

そしてもうひとつ、1月の恒例行事の書き初め大会。

こちらも入院患者様で参加希望を募り、密を避けながらの開催となりましたが、ご自身の退院後の生活やその中での目標、決意などを思い思いに書いていただいたり、お手本を見ながらじっくり集中して書く方など様々でした。

スタッフも一緒に参加しましたが、いざ書こうとすると漢字が思い出せない(笑)

電子カルテになってからさらに文字を書くことが減り、ちゃんと日頃から書かないと忘れるなぁと痛感した時間でした(^^;)

垂水病院 年の瀬の風景

当院も本日が仕事納め。明日から年末のお休みに入り、新しい年を迎える準備も着々とというところです。

12月は昨年と同様、新型コロナウイルス感染防止対策を行いながら、各病棟でクリスマス会を実施しました。5階病棟ではプログラム内でお花紙アートに取り組み、デイルームをクリスマス仕様にしました。

クリスマス会終了後、「ケーキおいしかったよ」・「景品もらえてよかった」と嬉しい言葉を頂き、患者様もスタッフも楽しい時間を過ごすことができました。

 

また、各部署で年末の大掃除も行っています。作業療法室もスタッフで手分けして頑張りました。途中からは事務長も加わり、庶務課の窓をゴシゴシ。

寒いね~と、テラスの冷たい風に震えながらも、無事一段落。この年末の大掃除が終わると安心感からか、なんだかホッとしますね。

さてさて、今年もあとわずかですが引き続き体調管理と感染対策はおろそかにせず、無事に新しい年を迎えたいと思います。また今後も垂水病院の取り組みや普段のひとコマをお届けしていきますので、来年もよろしくお願いいたします。

皆さま、どうぞ良いお年を~(^^)/

垂水病院 看護学実習での取り組み

令和3年12月に当病棟にて、コロナ禍が少し落ち着いた状況の中、久しぶりに実習を受けることになりました。

今回、学生を迎え入れるにあたり、私自身が研修で学んだ一つの試みとして、ウエルカムボードを作成しました。

実習初日、病棟に来た学生たちは、ボードを見て緊張していた表情が和らぐのを感じましたし、私自身も初めて指導するという緊張が少し軽減されました。そしてこの緊張緩和によって、その後の実習が円滑にすすめられたのだと思います。

今後もこの経験を活かし、学生たちにのびのびとした実習をしてもらいたいと思います。