垂水病院 年の瀬の風景

当院も本日が仕事納め。明日から年末のお休みに入り、新しい年を迎える準備も着々とというところです。

12月は昨年と同様、新型コロナウイルス感染防止対策を行いながら、各病棟でクリスマス会を実施しました。5階病棟ではプログラム内でお花紙アートに取り組み、デイルームをクリスマス仕様にしました。

クリスマス会終了後、「ケーキおいしかったよ」・「景品もらえてよかった」と嬉しい言葉を頂き、患者様もスタッフも楽しい時間を過ごすことができました。

 

また、各部署で年末の大掃除も行っています。作業療法室もスタッフで手分けして頑張りました。途中からは事務長も加わり、庶務課の窓をゴシゴシ。

寒いね~と、テラスの冷たい風に震えながらも、無事一段落。この年末の大掃除が終わると安心感からか、なんだかホッとしますね。

さてさて、今年もあとわずかですが引き続き体調管理と感染対策はおろそかにせず、無事に新しい年を迎えたいと思います。また今後も垂水病院の取り組みや普段のひとコマをお届けしていきますので、来年もよろしくお願いいたします。

皆さま、どうぞ良いお年を~(^^)/

垂水病院 看護学実習での取り組み

令和3年12月に当病棟にて、コロナ禍が少し落ち着いた状況の中、久しぶりに実習を受けることになりました。

今回、学生を迎え入れるにあたり、私自身が研修で学んだ一つの試みとして、ウエルカムボードを作成しました。

実習初日、病棟に来た学生たちは、ボードを見て緊張していた表情が和らぐのを感じましたし、私自身も初めて指導するという緊張が少し軽減されました。そしてこの緊張緩和によって、その後の実習が円滑にすすめられたのだと思います。

今後もこの経験を活かし、学生たちにのびのびとした実習をしてもらいたいと思います。

院外研修:令和3年度 新入職者野外研修

令和3年10月9日に当院の新入職者野外研修を行いました。新型コロナウイルスの影響で例年9月ごろに実施している研修ですが、延期して10月の開催となりました。

KOBE WESTにて陶芸の絵付け体験、パターゴルフ、バーベキューを企画し、今年度の看護部新入職者3名、看護部長、副部長、各病棟の師長、副師長、実施指導者と一緒に、10月と思えないほどの猛暑の中でしたが、とても楽しい一日となりました。

陶芸の絵付け体験ではお皿やコップ、お椀などの好きな陶器を選び、じっくり集中して絵付け。力作たちが並び、できばえにも大満足でした。

パターゴルフの時には、普通にやっては面白くないということで(笑)ひと工夫を。ひしゃくや何やらとスティックを様々なものに変えて打ってもらい、プレイヤーの四苦八苦する姿に歓声も大きくなり、笑いあふれるパターゴルフでした。

バーベキューでの昼食、普段はなかなかお話しする機会のない看護部長や副部長、そして各病棟の師長副長と、病棟業務の話や中にはプライベートの話もできたりということで、『とても勉強になった』『緊張も和らぎ、垂水病院のチームワークの良さを感じることができた』などの声もあり、有意義な時間になりました。

今回の新入職者野外研修がひとまず終わり、次は病棟間を移動してのローテーション研修が控えています。このような機会を通じて、今後の研修や業務への不安が少しでも軽減されたらと思います。また、この先も仕事で悩むことがあると思いますが、相談できる上司がいることで安心して業務に取り組んでもらえたらと思います。

垂水病院 フライングディスク大会

感染対策が続く中、入院患者様の楽しみや息抜きの場の一環として、当院の企画運営委員会主催でフライングディスク大会が行われました。

病棟毎に時間を分けて、会場と物品は使用後消毒も行いながら、スタッフひとりひとりが細心の注意を払いながらの開催でした。

  

久々の院内イベントのおかげか、参加された患者様も熱心にプレーされ、「楽しかったからまたやってほしい」というお声もいただいたりしながら、たくさん笑顔が見れた一日となりました。

まだまだ予断を許さない状況ではありますが、このような院内イベントもしっかりと感染対策をしながら、患者様が楽しめる内容を少しずつ再開できればと思います。

院内研修:人工肛門ケア・中心静脈栄養について研修会

七夕もあいにくの雨模様で、じめじめした日が続いてますね。新年度が始まったかと思えばあっという間にもう7月、年々時間の流れが早くなるなぁと感じるこの頃ですが、今回は研修報告をお送りしたいと思います。

6月16日(水)にアルケア株式会社と大塚製薬株式会社の2社から講師を招き人工肛門ケアの基礎知識と中心静脈栄養について研修会を開催しました。

病状の悪化により、経口からの栄養摂取が摂れない患者様に対し、点滴(輸液)での栄養補給が求められます。高カロリー輸液を補給するための操作方法や注意点、特に感染対策について講義を受けました。

 

人工肛門ケアでは、ケアに使用する装具や用語の説明を受け、用途に合わせた装具(袋)を種類別にご持参頂きました。手に取って見ることで、違いを知ることができました。

人工肛門が再現された模擬人工肛門を使い、装具の交換方法の体験学習ができました。人工肛門のサイズに合わせ装具のカットは難しいですが、専用はさみを使用したり、工夫点など分かり易い講義を受けたおかげで人工肛門にピッタリ合ったサイズの装具が完成しました。今後も看護ケアのスキルアップに努めて行きます。

令和3年度スタート!

令和3年度の4月、当院も新しい職員が増えたり異動があったりと様々な変化がありました。

看護師のユニフォームも日勤者と夜勤者との区別もできるようになり、近年、働き方改革の一環として、注目されてきているユニフォームの色分けが当院でも取り入れられました。変化の大小様々で心機一転ではありますが、感染対策は引き続き重点的に取り組みながら、日々看護を行っています。

 

患者様や多職種の方からは「夜勤者がわかりやすくていいですね」「色分けが良いですね。」と好評です。

 

そして話題がもうひとつ。

垂水病院に春が来ました!💛

昨年植えた玄関の3本のミモザが見事に咲きました。

春風にフアフアと揺れるミモザは、コロナ感染の恐怖に疲れた患者様や職員の心をなごませてくれます。花の期間は短く、もうすでに満開を過ぎましたが、来年もっとたくさん花を付けてくれると楽しみです。

ミモザの他にも、今年は、赤い花を付ける金宝樹や、ピンクの百日紅は夏に咲くので楽しみです。

職員の皆様も、昼休みや検温担当になった時、少し玄関の花々に癒されてくださいね🌸

研修報告:アルコール・薬物依存症治療拠点機関研修

令和3年1月30日に「令和2年度アルコール・薬物依存症治療拠点機関垂水病院 オンライン研修会」を開催しました。

兵庫県と神戸市から平成30年度に治療拠点機関(アルコール・薬物依存症)の指定を受け、以降委託事業としての医療従事者等関係者向け研修会を毎年開いています。今年度は新型コロナウイルス感染拡大を鑑みて、オンラインでの実施となりました。オンラインで研修を外部に発信するのは初めての試みです。

研修当日だけでなく、QRコード入りのチラシ作りから、メールでの申し込み受付やレジュメの送信等の研修の準備においても初めてで、デジタルネイティブ世代中心に職員一丸となって取り組みました。

講義は当院山本院長による「アルコール依存症の理解と対応」と当院副院長による「薬物依存症の基礎知識」でした。緊張の連続でしたが、オンライン実施が功を奏し参加者数は昨年度の倍以上、そして尼崎や豊岡等遠方からもご参加いただけました。またチャットを介した質疑応答も充実した時間となりました。アナログ世代の私を含め職員一同、対面実施の研修では得られない思いがけない産物に、感謝あふれる1日となりました。

新年 書初めの会

大変遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、新年最初の記事は書初め会の様子をお届け致します。

感染予防対策をしながらですので、皆でワイワイと、というわけにはなかなかいきませんでしたが、できる範囲の中で新年行事として実施致しました。

入院患者様には新年の抱負、あるいはご家族への気持ちなど、様々な思いを書いて頂き、一筆入魂といった力強い作品もあれば、丁寧繊細な作品もありと、ギャラリーにも感嘆の声が響いていました。

恒例の季節の行事ではありますが、退院後の新たな生活に臨む上でも、日々の暮らしを安心安全に送る上でも、決意や展望を改めて確認し、そしてそれを文字におこすことは、とても大事に思います。

ご参加頂いた皆様の思いが、ぜひとも実現できるようスタッフ一同もできる限りの援助をしていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

院外研修:令和2年度 新入職者野外研修

令和2年11月7日に新人野外研修で丹波篠山伝統工芸公園立杭陶の郷で陶芸体験と、神戸フルーツフラワーパークでバーベキューとモンキーズ劇場で観劇をしてきました。例年でしたら9月頃に実施している研修ですが、今回は新型コロナの影響もあり、少し延期して11月の開催となりました。

当日の天候はあいにくの雨でしたが楽しい1日を送ることが出来ました。

丹波伝統工芸公園立杭陶の郷では、陶芸体験をしました。皆、試行錯誤しながら思い思いの作品を作りました。お互いに作品の評価をしあったり、上手くいかない方は何度も作っては壊したり、当初考えていた物とは違う作品になったり…。普段、あまり体験しない土いじりに皆、夢中になってしまいました。

 

神戸フルーツフラワーパークでは十分な感染対策の上、屋外でのバーベキューを楽しみました。屋内で食べるのとは違った雰囲気で普段の何気ない話をしたり、冗談を交わし笑いあったりし新卒者の職場では見られない一面を垣間見ることが出来ました。皆楽しんで食事をしたのでいつも以上に食欲が増したのか会計にハラハラしましたが、それだけみんなが楽しみながら食事ができた証拠でしょうか。

食事を堪能した後は同施設内にあるモンキーズ劇場におサルさんの芸を見に行きました。楽器を演奏したり箱から箱までジャンプをしたりかわいらしいサルが一生懸命に芸をするのを観て感激し涙する職員や、芸を観る前から興奮気味の職員がいるなど思いのほか、おサルさんの芸には心打たれるものがありました。

私が前回、野外研修に参加した時には新人として参加させてもらいました。今回は実地指導者として企画実施する立場になり、看護部長始め色んなスタッフが関り自分達の事を考えて育てて下さっていることが分かりました。そして、新入職の方ひとりひとりに向けて、一人前の看護師として頑張って成長して欲しいという思いもささやかながら届けられたかなと思います。これからも一緒に頑張りましょう。

研修報告:ギャンブル等依存症治療指導者養成研修

この度、ギャンブル等依存症治療指導者養成研修に参加させていただきました。9/17、9/18の2日間に渡って、全国の医療機関などから抽選に当たった約100名がzoomで繋がり、研修を受けました。

疾患についてや相談支援、借金問題の対処、当事者の体験談など幅広い内容でとても充実した研修でした。

研修の中で特に印象深かったのは「借金問題の対処」という講義の中で「早く借金の問題を解決してしまうと、ギャンブル依存症の治療に繋がらない。借金さえ無くなればギャンブルが止まると考えている人が多い」という話です。借金を抱えるきっかけがギャンブルだったとしても、借金を返すためにギャンブルをしていると認識している人が多いことが改めて分かりました。

この研修では、これまで学ぶ機会の少なかった分野や知識を学ぶことができました。今回学んだことをこれから実践で活かしていきたいと思います。

Zoomを活用したオンライン研修への参加は初めてでしたが、慣れた場所から参加でき、いつもよりリラックスして集中できたような気がします。今後も機会があればオンライン研修に参加していきたいと思います。