病院見学

先日、山本院長を含め当院の職員11名で、京都市左京区にあるいわくら病院へ見学に伺いました。

いわくら病院は1952年(昭和27年)の12月に開設され、70年近く経った現在では437床を有する病院です。精神科救急病棟やアルコール依存症専門治療病棟、認知症治療病棟などを運営されており、地域の一角を担っておられます。

印象的だったのは、歴史ある精神科病院でありながら、時代の変化やその時のニーズに応じ、実践的な取り組みが丁寧に積み重ねられている点でした。

また、患者様の状態に合わせた生活リズムや安心感を大切にした環境づくりの為に、きめ細やかな配慮が病院内の随所に感じられました。

 

いただいた広報誌の第10号のタイトルが「不易流行」でした。

「不易流行とは、松尾芭蕉の俳論に由来する言葉で、 変化の激しい現代社会においていつまでも変わらない本質(不易)を理解し、それを基盤とすることを大切にしながら、同時に新味を求めて変化する要素(流行)を取り入れていくことを意味します。伝統や本質を守りつつ、新しい時代や状況に合わせてバランスをとりながら変化していく事が重要だという考えです。」と裏面に説明書きがありました。

出来そうな事だけどなかなか難しく、でもいわくら病院さんがやって来られた事だから垂水病院も出来るハズ!と思えるような、自分たちの病院が取り組んできた事を見つめ直し、改めて奮起させてもらえた病院見学&意見交換会となりました。

貴重な機会をいただいた、いわくら病院の皆さまに心より感謝申し上げます。