研修報告:第67回日本病院・地域精神医学会

第67回日本病院・地域精神医学会が神戸で開催されました。長田区のふたば学舎で11月30日、12月1日の2日間にわたって行われ、当院からもたくさんの職員が参加いたしました。今回は参加した職員の記事をお届けいたします。

 

 大会長が副院長の麻生先生で、講演を行う。テーマが「神戸が経験したヘロインの蔓延を振り返る」と聞いたときに参加したい!ぜひ聴きたいと思いました。ともに働き、沢山のことを教えていただきましたが、まだまだ足りず、お腹は一杯ではありません。勿論、講演は興味深いものでした。まだお腹はいっぱいにはなりませんが、学びも多くありました。

 今回の医学会では、シンポジウムでも新しい取り組みや、今後の精神科領域を勉強する機会になりました。私が就職した10数年前からすると、精神科医療もかなりの変化を遂げています。でも、まだまだ進化もしていかないといけない。そのためには大会テーマの一つでもある、「共生・対話・多様性」が必要であると感じました。参加する私たちが、人の輪となって、新しい精神医療をつくっていかなければいけないと実感しました。

 これから何年働けるかわからないですが、少しでも精神科看護に携わっていきたい。患者様や家族に寄り添える看護を行い、少しずつ進歩していきたいと感じました。

トライやるウィーク

垂水病院に、トライやるウィークの中学生がいらっしゃいました!いろいろな部署、専門職の職業体験をしてもらいましたが、今回は担当してくれた看護師2名の記事を載せたいと思います。

~押部谷中学校~

令和6年11月11日から13日までの2日間トライやるウィークがあり押部谷中学から学生2名が垂水病院に来てくれました。病棟では心臓マッサージやAEDの使用、血圧測定の体験などをしてもらいました。

中学生にとっては学校や家庭とは違う環境で過ごしたことで緊張した期間になったと思いますが、今までとは違う体験や発見があり記憶に残る2日間になっていれば私たち職員も嬉しいです。また私たち職員にとっても普段中学生と職場で過ごすことはないので、いつもとは違う緊張感やワクワクを感じながら過ごした時間になりました。

最近ではコロナウイルスも落ち着いてきており、これからまたコロナ前の生活に戻ってくると思います。今回のトライやるウィークを通して私たち職員も地域の方と関われる機会が増えたことを嬉しく感じています。職員一同来年のトライやるウィークも楽しみにしています!

 

 

~桜が丘中学校~

桜が丘中学校より2名の学生がトライやるウィークのため11月13日~15日の内2日間7階病棟で看護師の業務について体験してもらいました。

機械を使用し汚れを可視化しての手洗いや、バイタルサイン測定、血糖測定など私たちが日常的に行う業務について実際に取り組みました。また、その他に検査室の見学や説明を聞き、モデルを使用した心肺蘇生法やAEDの貼付の体験などを行い、患者さんの命を預かる職業として緊張感をもった体験をすることができました。

短い期間ではありましたが1人の患者様に対し看護師だけでなく多くの職種が関わっていること、またそれぞれのスタッフが責任感を持って役割を果たすことがどう影響するのかをこの機会に少しでも知ってもらえたら嬉しいです。

今回の経験が、今後の学校生活や将来進む道を選択する上で良いきっかけになればと思います。

 

院内行事:垂水病院祭

思い返せば、新型コロナウィルスが蔓延し、多くの病院施設で感染対策が強化され、3密を回避、飲食を伴う行事が軒並み休止になっていた頃から、アフターコロナと呼ばれる現在。病院行事の在り方を模索する中ですが…

5年ぶりに垂水病院祭、行いました!(規模縮小やけど、ぼちぼち再開していきましょバージョン)

 

かなり久々なので準備から大変でしたが、当時の様子を思い出しながら各部署協力して当日に備えました。

当日は朝早くから集合して、模擬店準備の追い上げです。装飾などの雰囲気作りも力を入れて、どこのブースもかなり気合の入った店構えとなりました。

     

一日を通して多くの方が来場され、模擬店もピーク時は大忙し。たこやきやフランクフルト、ラーメンなど安心定番のメニューや、アイスクリーム、大学いもドリンクなどのスイーツ系も人気でした。ハンバーガーはこのサイズで100円!?というくらい、大きく食べ応えもありました。

 

ワイワイとした光景に懐かしさを覚え、こういうことがまたできるようになって良かったなぁとしみじみでした。

今回は入院患者様と外来患者様、面会に来られていたご家族様にご参加いただきました。次回は状況をみながらですが、また地域の方々や外部からのお客様もお招きできたらと考えています。

院内行事:ふれあい動物園

 

10月末、当院のグラウンドでふれあい動物園を開催しました!

今回もはるばる奈良から「animal deco./アニマルデコ」さんにお越しいただき、たくさんの動物がやってきてくれました。

各病棟の入院患者様や外来やデイケアの利用者様など、多くの方々の参加があり、会場は大盛況でした。

 

えさやり体験もでき、一生懸命に食べてくれるその姿におもわず笑顔になりますね。

いろんな部署の職員さんも業務の合間にのぞきに来てくれまして、わいわいと楽しい時間が過ごせました。

 

研修報告:アルコール・薬物依存関連学会

9月19日~21日に東京で開催されたアルコール・薬物依存関連学会に参加してきました!

医療従事者から当事者、その家族まで幅広く参加されていて、たくさんの講演、シンポジウムやポスター発表などが行われていました。今回は作業療法のシンポジウムもあり、依存症治療を行っている他病院の作業療法士さんのお話を聞く機会があまりなかったので、良い機会をいただきました。

学会が終わるとそのまま一緒に参加していた相談員さんと東京観光へ!

ひとまず有名どころは周ろうと、東京タワーや浅草、原宿などを巡り、もんじゃ焼きやオシャレなかき氷など、いろいろなものを堪能してきました。学会→観光と1日中動き回り、気づけば毎日2万歩くらい歩いていたことに驚きましたが、良い思い出です(^^)!

院外研修:令和6年度 新入職者野外研修

 

令和6年9月14日に新入職者野外研修で小野市匠台公園にて、バーベキューとスポーツ交流を行いました。

今回は新入職の方達と企画を考えて、話合いをしながら内容を検討しました。本格的にターフやバーベキューコンロを設置し、3グループに分かれて、肉・帆立・海老・生ソーセージを焼きどれも美味しく頂きました。まだ、とても暑い日でしたが、ターフによって日陰ができて風も通り涼しく外で食べる食事は格別でした。

次にチームにて斧で1本の薪を割り、木くずを作って火が点くまでの時間競争や、体育館にて、ボールトス・卓球・風船リレーを行い、チーム内で「頑張ってー」と声を掛け合いながら、盛り上がって、打ち解けていくのを感じました。

新入職の方から「仕事とは違う表情が見れて、一体感になり楽しかった」との声もあり、多くの職員の協力の元、この交流が出来ました。今回の野外研修が、他病棟のスタッフや上司とのコミュニケーションが取れるきっかけとなったことで、より良い看護に繋げて行って頂ければと思います。

認知症サロン

9月11日(木)、緑が丘町公民館にて開催されている『認知症サロン』ぐりーんカフェに参加させていただきました。このカフェは認知症地域支え合いグループ(みどりほっとクラブ)の方々で運営されています。数年前から参加させていただいております。

ここ数年は、コロナ感染症発生などで参加できない年もあり、今回、久々に参加させていただいた際は、みどりほっとクラブのメンバーの方と懐かしく会話できたことがとても嬉しかったです。

代表の挨拶から和やかな雰囲気でスタートし自己紹介、当月誕生日報告や体操など初参加の方も「楽しい会ですね」「次回、友達も誘ってきます」と笑顔で話されとのが印象的でした。

各テーブルには毎回参加者の方の手作りの折り紙やタオルクラフトなどの作品が飾られています。会談では、子供の頃や昔話など思い出話は大いに盛り上がり、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

今回、秋がテーマ、各テーブルには彼岸花と月見団子が飾られており、とても素敵でした。会の終了時に、作品作成の方に「どうぞ」と声をかけていただき、ありがたく頂戴しますと即答して頂いて帰り、病院の待合室に飾らせて頂きました。

たくさんも方にぐりーんカフェのことを知っていただきたいと思います。

BBQ大会 7階病棟

 

9月6日(金)晴天の日に、7階病棟の患者様&スタッフでBBQを開催しました。

焼きそば・おにぎり・鶏肉・ソーセージ・豚肉・エリンギ・サツマイモのラインナップです。(あれ?BBQやのに牛肉が無いっ!)

  

焼きそばやおにぎりなどを食べて頂いている間に、スタッフが鶏肉や豚肉を焼いて順番に提供しようという作戦でしたがすごい勢いで食べ物が無くなり、結果的にお腹がいっぱいになってから鶏肉や豚肉を提供する形となってしまいました。ごめんなさい・・・もう少し段取り良く提供出来るように精進します(´・ω・)

のど詰めなどの事故や体調不良者が出ることなく無事に終われた事が、何よりもひと安心です。

 

猛暑の中、準備の段階からスタッフも汗流しながら頑張りました!

 

 

病棟医の医師達もウェイターとして働いてくれました!

参加された患者様からも好評でよかったです!

ひまわり

ときどき畑の様子をお届けしようと思いながら、気づけば夏野菜の収穫もほとんど終えてしまい(写真を撮るのも忘れていました…)、あとはサツマイモがすくすく育つのを待つばかりとなっています。

花壇の方はひまわりやマリーゴールドが元気です。水やりにいったときにスタッフがひまわりの写真を撮ってくれました。

8月も下旬に入り、暑さも徐々に和らいでくれますように。

皆さまも熱中症などに引き続き気をつけながらお過ごしください。

院内行事「納涼祭2024」

8月7日に納涼祭を行いました!

病棟のデイルームを会場に、いくつかのブースをセッティングして患者様にまわっていただくようにしましたが、やっぱり今年も射的は大人気!

射的に慣れない若者に、年配者から「なるべく近づいてな、こないして狙うんや」「腕もできるだけ伸ばしてええんやで」などアドバイスもあったりと、交流も楽しめました。

輪投げはビンゴになれば景品がさらに!ということで皆さん果敢に挑戦され、盛り上がりを見せていました。

大きなイベントのときは、患者様の多くが参加され、スタッフも含めて交流のきっかけにもなります。そして人とのつながりは病気の回復にとって、とっても重要な意味をもちます。

楽しみながら人と交わる、そんな機会をたくさん提供できればと思います。