指針発表会

年度末です!

いろいろとバタバタする時期ですが、先日行われた指針発表会の様子をお届けします。

令和6年度を振り返り、病院全体あるいは各部署の目標、評価や実績を資料にまとめ報告します。

自部署の取り組みだけでなく、さまざまな部署の取り組み、様子を知ることができ、また病院の方向性や現在の状況、課題なども見える機会になります。

院長をはじめ、事務長や診療部長、看護部長など、各部門の管理者の発表を多くのスタッフが静かに聞き入っていました。

気持ちも新たに、次年度も一丸となって頑張っていきたいと思います。

研修報告:依存症治療拠点機関研修

令和7年2月11日、神戸大学医学部会館シスメックスホールで開催された、アルコール・薬物・ギャンブル依存症治療拠点機関研修「アディクションってなぁに?」参加してきました!

当院も運営側として関わっていますが、今回私は参加者として1日じっくり学ばせていただきました。

研修では始めに依存症総論、その後、アルコール依存症、ギャンブル依存症、薬物依存症の講演が行われ、さらに多様な立場の方々が登壇するシンポジウムも開催されました。依存症の患者様を支援する際の考え方や具体的な方法について、多くの学びを得ることができました。

また、医療従事者や行政、福祉サービス事業所の支援者など、多くの方々が参加しており、質疑応答も非常に活発に行われました。他機関の取り組みや支援の視点について知る貴重な機会となりました。

今回は、兵庫県・神戸市の依存症治療拠点機関である当院、兵庫県立ひょうごこころの医療センター、神戸大学医学部附属病院の3機関が初めて合同で開催した研修でした。

今回得た学びを、今後の支援にしっかり生かしていきたいと思います。来年度もぜひ参加したいと思います。

Antaa Slide Award 2024 審査員特別賞受賞!

最近、医師同士が症例相談をしたり、スライド資料で勉強をしあったりするサイトがいくつかできています。なかでもAntaaは基本的に無料のお互いのプロフェッショナリズムに基づくサービスになっており、2016年創業で最も評価が高いサイトの一つです。こちらでは2020年からスライド資料の年間の閲覧数や保存数と内容を審査員が判断してslide awardという形で優秀作品の表彰を行っています。

今回は私が投稿した、垂水病院で私が開発した疥癬の診断手法についてのスライドで、大変名誉なことに2024年度の審査員特別賞をいただきました。こちらに赴任してきてからの最大の問題であった疥癬に関する苦難の日々が報われたようで大変うれしかったです。クリスタルのカッコいいトロフィーも副賞でいただきました!今後も情報発信できるような質の高い診療を続けていきたいと思います。

研修報告:垂水病院交換研修

公益財団法人復光会は昭和27年8月に設立され、昭和28年8月に総武病院、昭和36年11月に垂水病院、昭和42年6月に社会精神医学研究所、平成9年9月に介護老人保健施設やすらぎができました。

2023年の11月に交換研修として、垂水病院から5名、総武病院(千葉県船橋市)での研修でお世話になりました。今回は総武病院から5名、当院までお越しいただき、3日間の交換研修が行われました。

今回の大きな目的としては、認知症治療を専門とする病棟の取り組みを見学し、関連部署との意見交換を今後の参考にしたいということでした。

垂水病院の認知症治療病棟の稼働を目標とした認知症対策チームの発足や、そのチームが中心となっていろいろと準備してきたことなどをスライドにまとめ、講習を終えた後は、実際に病棟へ入って、病室、設備の特徴や、看護スタッフの動き、作業療法士や精神保健福祉士の生活機能訓練の様子、外国人技能実習生の働き方などを見学していただきました。

看護部、医務課、医事課それぞれの部署での見学や情報共有もでき、たいへん有意義な交換研修になったように思います。

院内行事:新年会

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

毎年恒例、各病棟での新年会です。移動型垂水病院神社もお馴染みとなり、たくさんの方がお参りくださいました。

スタッフも神主さんと巫女さんに扮し、患者様からも好評でした♪ 新年、初詣らしい雰囲気が出てますかね。

おみくじにも皆で一喜一憂しながら、和やかに新年会ができました。来週は残り2病棟の新年会がありますので、それも楽しみです。

2025年、どなた様にも良い年になりますよう、ささやかながらお祈り申し上げます。

年末

各部署、業務の合間の大掃除も一段落し、徐々に年末年始の態勢に移っていきます。本日は院長より年末の挨拶があり、職員への労いの言葉をいただきました。

今回は長い人だと9連休もある年末年始の休みですが、同時にインフルエンザや新型コロナなどの感染もかなり増えているそうです。感染対策を充分に、元気に年を越したいものです。

さて、ホームページのトップ画面でもお知らせしていますが、当院は12月29日から1月3日まで休診となります。送迎バスも運休になりますので、ご注意ください。

最後に、今年も当院のブログを読んでいただいて、本当にありがとうございました。またいろいろと発信していければと思いますので、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆さま、よいお年をお迎えください。

(令和6年12月27日 16:30 看護部長室からの夕景)

虐待防止強化月間ポスター展示会

毎年12月は、当院の虐待防止強化月間で、全部署のご協力をいただきポスター展示会を開催しております。

令和6年度の今回は、15部署のエントリーがあり、どれも秀逸な作品が多く、投票していただいた方々も選ぶのに苦労されたと思います。結果は、外来、栄養課、医事課が受賞され今年度も大変盛り上がる内容となりました。理事長、事務局長にも投票していただきました。

このようなイベントを今後も継続しながら、虐待防止、ハラスメント防止について全職員の意識が変化していくことを、委員会メンバーと共に努力してまいります。

院内行事:クリスマス会

各病棟の年末恒例行事、クリスマス会が行われました。

 

病棟によってカラーがあり、ケーキを特注にしたり、ビンゴの景品を豪華にしたり、飾りつけをたくさんにしたりと様々です。

 

病棟の中で行うので、看護師さんも総出でお手伝いしてくれました。楽しみにされている患者様も多く、今年の締めくくりの行事が無事にできて良かったです。

24日クリスマスイブの日には病院食にも特別メニューが出るみたいなので、そちらも楽しみです♪

研修報告:第67回日本病院・地域精神医学会

第67回日本病院・地域精神医学会が神戸で開催されました。長田区のふたば学舎で11月30日、12月1日の2日間にわたって行われ、当院からもたくさんの職員が参加いたしました。今回は参加した職員の記事をお届けいたします。

 

 大会長が副院長の麻生先生で、講演を行う。テーマが「神戸が経験したヘロインの蔓延を振り返る」と聞いたときに参加したい!ぜひ聴きたいと思いました。ともに働き、沢山のことを教えていただきましたが、まだまだ足りず、お腹は一杯ではありません。勿論、講演は興味深いものでした。まだお腹はいっぱいにはなりませんが、学びも多くありました。

 今回の医学会では、シンポジウムでも新しい取り組みや、今後の精神科領域を勉強する機会になりました。私が就職した10数年前からすると、精神科医療もかなりの変化を遂げています。でも、まだまだ進化もしていかないといけない。そのためには大会テーマの一つでもある、「共生・対話・多様性」が必要であると感じました。参加する私たちが、人の輪となって、新しい精神医療をつくっていかなければいけないと実感しました。

 これから何年働けるかわからないですが、少しでも精神科看護に携わっていきたい。患者様や家族に寄り添える看護を行い、少しずつ進歩していきたいと感じました。

トライやるウィーク

垂水病院に、トライやるウィークの中学生がいらっしゃいました!いろいろな部署、専門職の職業体験をしてもらいましたが、今回は担当してくれた看護師2名の記事を載せたいと思います。

~押部谷中学校~

令和6年11月11日から13日までの2日間トライやるウィークがあり押部谷中学から学生2名が垂水病院に来てくれました。病棟では心臓マッサージやAEDの使用、血圧測定の体験などをしてもらいました。

中学生にとっては学校や家庭とは違う環境で過ごしたことで緊張した期間になったと思いますが、今までとは違う体験や発見があり記憶に残る2日間になっていれば私たち職員も嬉しいです。また私たち職員にとっても普段中学生と職場で過ごすことはないので、いつもとは違う緊張感やワクワクを感じながら過ごした時間になりました。

最近ではコロナウイルスも落ち着いてきており、これからまたコロナ前の生活に戻ってくると思います。今回のトライやるウィークを通して私たち職員も地域の方と関われる機会が増えたことを嬉しく感じています。職員一同来年のトライやるウィークも楽しみにしています!

 

 

~桜が丘中学校~

桜が丘中学校より2名の学生がトライやるウィークのため11月13日~15日の内2日間7階病棟で看護師の業務について体験してもらいました。

機械を使用し汚れを可視化しての手洗いや、バイタルサイン測定、血糖測定など私たちが日常的に行う業務について実際に取り組みました。また、その他に検査室の見学や説明を聞き、モデルを使用した心肺蘇生法やAEDの貼付の体験などを行い、患者さんの命を預かる職業として緊張感をもった体験をすることができました。

短い期間ではありましたが1人の患者様に対し看護師だけでなく多くの職種が関わっていること、またそれぞれのスタッフが責任感を持って役割を果たすことがどう影響するのかをこの機会に少しでも知ってもらえたら嬉しいです。

今回の経験が、今後の学校生活や将来進む道を選択する上で良いきっかけになればと思います。