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統合失調症

統合失調症の方には、実際には聞こえていないことが聞こえる(幻聴)、「狙われている、監視されている、嫌がらせをされている」等と確信する(被害妄想)、やる気や判断力が低下する、ひきこもる(自閉)、喜怒哀楽の感情表現が乏しくなる(感情鈍麻)、等の症状がみられます。統合失調症は約100人に1人の割合でみられる頻度の高い病気で、主に思春期から青年期に発症し、できるだけ早期に適切な治療を受けて頂くことが大切です。

治療について

基本的にはお薬による治療が必要となりますが、当初は病気であるという認識が乏しく、薬をやめてしまう方も多いです。治療を中断し、症状が再発すると、以前より症状が悪化する傾向にあります。そのため、まずは病気の理解を深めるための説明をしっかりとさせて頂く(疾病教育)ことが大切です。飲み薬以外にも、貼り薬や、月に1回の注射など治療の選択肢が広がっているため、メリットとデメリットを理解して頂いた上で、ご本人様の意向を確認し、治療方針を決定していきます。

また、睡眠周期を安定させ規則正しい生活を行うことや、対人交流や集団参加を目的としたデイケア(連携医療機関に紹介させて頂きます)、就労の準備段階としての就労継続支援(作業所)なども回復に役立ちます。

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