入職1年目の先輩
垂水病院に就職してもう1年が経とうとしています。入職したとき、看護師として働けるという喜びと、仕事に対しての不安と緊張でいっぱいだったことを覚えています。 最初は患者様の名前を覚えることや、1日の業務の流れについていくことに必死の毎日でした。そんなとき、プリセプターの方や先輩方が丁寧に指導してくださりました。わからないことを、いつも親身になって教えてくださり、少しずつできることが増えていったのを覚えています。点滴や採血などの技術も、はじめは不安でいっぱいでしたが実地指導の先輩方と手技を一つ一つ確認しながら身に着けていくことが出来ました。学生の頃の実習とは異なり、多くの患者様やプライマリーの患者様を持ち、きちんと関わっていけるか不安でしたが、患者様の笑顔やありがとうという言葉に励まされている毎日です。 はやくも2年目を向かえようとしていますが、初心に戻り患者様に安全であたたかい看護を提供できるように日々勉強し、もっと広い視野で患者様のことを看ることが出来るよう努力していきたいです。
看護師となり、垂水病院に入職し一年が経とうとしています。この一年間は多くのことを経験させていただき学ぶことができました。入職当初は業務を覚える事に精一杯で、わからないことや失敗することが多かったですが、プリセプターをはじめ、先輩方に指導していただき、今では日勤、夜勤ともに業務を行えるようになってきました。記録の書き方や採血などの処置、入院・退院の準備など一つのことに対して親身になり何度も指導していただくことで、少しずつ出来ることが増え、自身の不安も解消されてきました。 精神科病院ということもあり、患者様との関わり方には特に配慮しようと心掛けたつもりでしたが、自身の行動や言動が原因で患者を不快にさせ、怒らせてしまったこともあり、関わり方に悩むこともありました。しかし、先輩方の関わり方を観ることで、患者様と関わるには信頼関係を築くことが大切であることを改めて学びました。患者様の性格や背景、疾患などを理解することで患者様の想いをより深く理解することができ、それが信頼関係を築く上で大切なことだと感じました。今後は自分も、患者様の想いを理解でき、信頼関係を築くことができる看護師になれるよう努力していきたいと思います。
看護師となり、入職して1年が経とうとしてます。この1年間は様々な経験をし、学びの多い1年であったと感じています。入職当初は、周りが見えず優先順位もわからず1日の業務をこなすだけで精一杯でした。プリセプターをはじめ、病棟の先輩方に指導をしていただき、業務や処置の手順など一緒になって練習していただいたことで成功体験も増え、自信に繋がり、1人で行える業務が徐々に増えていき、夜勤も自立して行えるようにもなりました。 しかし、患者様との距離の取り方や疾患の理解ができていないと感じる場面が多かったので、疾患の理解、患者との関わり方について学び知識を深めていきたいと思います。また、アセスメント能力を身につけ視野を広くもち少しでも患者の役に立てられるよう2年目の課題として仕事に取り組んでいきたいと思っています。今年から2年目になる今、後輩もでき1年目とは違う立場になるため気を引き締め、初心を忘れることなく、気持ちを込めて患者様と関わり信頼される看護を提供できる看護師になりたいと思います。
入職5年目の先輩
念願の看護師となり大きな期待と不安を抱え、毎日覚えることがたくさんあり一日が、あっという間に過ぎていきました。勤務年数が経過すると共に、少しずつ任される仕事の内容も変化し、責任を感じる仕事がふえてきました。責任が伴う仕事を任されることで理想と現実のギャップに悩み、心身ともに疲れてしまうこともありました。ですが、上司からの温かく的確な助言や、共に悩み、一緒にリフレッシュさせてくれるスタッフの存在は大きく恵まれた環境で看護師として働けていると、いつも感じています。看護師は業務負担が大きい仕事ですが、入院は患者様にとって、とても大きな出来事だと思います。一つひとつ業務を蔑ろにせずに思いに向き合う姿勢で、ご家族の思いにも近づきながら、日々、援助を行うように心がけています。自分が理想とする看護師になるためには、大変な努力が必要だと思い頑張っています。楽しいことばかりではないですが、日々、成長している自分を感じられるのは周りの人の支えがあってからだと思います。病院全体で最初から丁寧に指導に関わってくださり、心強い環境で学ばせていただきました。これからも、この恵まれた環境で向上心を忘れず、一日一日、成長できるように頑張ります。
垂水病院には看護助手として入職し、学生を経て看護師資格を修得して5年、入職してからですと干支を一周しました。看護助手の時から患者様と関わってきたため資格習得後、患者様の「おかえり!よう頑張ったな!」という温かい言葉に励まされスタートしました。戸惑いながら、あっというまに1年が過ぎ、瞬く間に2年3年過ぎて気付けば5年経っていました。家族といる時間よりも長い時間、患者様と過ごしてきた中で笑い合っているだけでなく時には厳しく意見を述べなければいけない事もあります。そうして5年間患者様と今日まできました。様々な面でまわりのスタッフにも助けてもらい今の自分があります。これからも、多忙に働くことと思います。迷いかけたら一旦とまって振り返り、ゆっくり患者様と歩んでいきたいです。
垂水病院には看護助手として入職し、看護学生の期間を経て5年前看護師になりました。看護師1年目は慢性期病棟へ配属になり、業務に追われる毎日でこなすのが精一杯だったことを今でも鮮明に覚えています。患者様との関わりに悩むこともありましたが、他のスタッフに支えられて楽しく充実した毎日の中で働くことができました。3年目には産休・育休を取らせて頂き、復職後からは外来・訪問に携わることになりました。外来・訪問ではポイントを抑えた素早いアセスメント、アプローチが必要であると感じています。それに伴う知識や対応力を身につけるべく日々奮闘しています。また訪問看護では在宅で安心した生活ができるよう多職種と連携を図り、必要時はケア会議の開催や臨時訪問に行くなど臨機応変に対応して利用者様の暮らしをサポートすることを学びました。この5年間は本当にあっという間でした。今後も温かいスタッフや患者様に囲まれながら、看護師としてスキルアップできるよう努力していきたいと思います。
入職7年目以降の先輩
垂水病院に入社して、7年が経とうとしています。一般病院から精神科病院に働き出し、特に感じたことが、患者様とのコミュニケーションや接し方でした。急性期病棟での患者様との対応が、病状を踏まえさらに患者様のこと考え、行動していかなければ患者様の看護ケアに繋がらないんだと感じました。日々接していく中で自分自身の対応の仕方など振り返り、気づくことが大切なのだと感じ学びになりました。また、委員会では精神科病院ならではの行動制限をさせていただき、一般病院から来た自分にとっては、行動制限の勉強となり自分自身のスキルアップにも繋がって、とても良い学びをさせていただきました。現在は、医療安全・ICLSの委員となり、患者様が安全安楽に入院生活を過ごせて頂けるように、安全な看護援助が行えるように振り返り行動していきたいと思います。今後も、患者様のことを考え、患者様に寄り添える安全安楽な看護が出来るように、日々振り返りながら頑張っていきます。
私は垂水病院に就職して4月で10年目を迎えます。私は今、依存症看護がとても楽しいです。それは、しっかりと関わった患者さんが回復していく姿を見て自分のモチベーションも上がり、さらによい関係を築くことが出来るようになったと感じているからです。病棟では例えば、再飲酒した患者さんに面接をしています。依存症という病気の人にとって飲みたい気持ちはなくならない、飲んでしまう可能性は常にあることを胸に刻み、介入します。「お酒を手にした時の気持ちはどんなでしたか」「何を必要としていたのでしょうか」。患者さん自身も気づいていなかった感情を言葉にして、心の奥で何を求めていたのかともに探る。そして次に飲酒欲求がわいた時にどうするかをともに考え、行動を変えていく手助けをする。会話の中で「そんなことに気づいたんですね」と私の嬉しい気持ちも伝えます。プラスのフィードバックが患者さんの変化を後押しする、そんなやりとりが私たち看護師にできる、心に寄り添う看護だと思っています。 さらにモチベーションが上がったのは、7階病棟に異動が決まった時、6階の才木師長から「神津さんの個人面接は続けてほしい、きっとどんな疾患にも有効だから」と価値づけの言葉をもらったことです。見ていてくれる上司がいる、温かい雰囲気の病棟でのびのびと看護の展開ができ、感謝の気持ちでいっぱいです。この一年は自助グループを見学したり、訪問看護で回復者から話を聞いたりしました。また、リカバリーパレードin大阪では御堂筋を麻生先生と宮田PSWとお揃いの青いTシャツを着て、心の病、依存症からの回復をアピールしました。暑い一日で歩き疲れましたが、とても楽しく、回復を応援したい気持ちが高まってその後の看護におおいに活かすことが出来ました。これからは7階病棟スタッフの皆さんとともに、依存症、心の病からの回復に貢献できる看護の喜びを共有していきたいです。
垂水病院に入職し気が付けば20年が経過していました。入職前は一般病棟に勤務していた事もあり精神看護に戸惑うことばかりでした。特に幻覚・妄想をもつ患者様の訴えに対してどう返答していいか困る場面が多々ありました。そのような患者様でも先輩方が対応すると落ち着かれる事があり、対応の仕方を見学させてもらう事で、学ばしてもらいました。技術を教えてもらいました。「困る場面が多いほど自分の経験値になる」と先輩方に教えてもらい、失敗を恐れず患者様に関われるようになりました。成功体験もあれば失敗体験もあり、その度に先輩方や仲間に助けられました。また、患者様の「ありがとう。」の言葉や笑顔から元気をもらう場面も多くありました。そして、「患者様主体の看護」を合言葉に、看護師管理の委託業務を減らして、金銭の自己管理や欲しい物を自分で売店に買いに行けるようにもなりました。その事により表情の乏しい患者様から笑顔が見られたり、意思表示をされなかった、患者様が欲しいものを買ったりと、変化がみられました。変化していく患者様を見ることで自分のやりがいになりました。患者様看護を考えるにあたり、「倫理とは何なのか」の問題が常にあり、行動制限患者様の早期解除に向けての看護について病棟の目標にあげました。行動制限を解除するのは医師ですが、日々患者様に対応するのは看護師なので、観察項目・対応の統一により正確な精神症状を医師に伝えることで、早期解除に繋がりました。自分が20年間かけて取り組んできたことが次に繋がるように、これからは、ベテラン看護師としてスタッフの育成にも力をいれていきたいです。そして精神科看護の奥の深さと、楽しみを知ってもらえるようにしたいです。