作業療法プログラム紹介

季節も徐々に移り変わり、朝晩は涼しくなってきましたね。

今回は、入院患者様に向けて生活能力の維持や気分転換・リラックス、また対人交流の援助や趣味活動の拡張など、色々な目的で実施している作業療法プログラムの中で、最近行った各病棟の取り組みをご紹介したいと思います。

 

まず4階病棟ですが、春ごろから患者様数名と看護師と作業療法士と一緒に企画から始め、皆で楽しめる行事のアイディアを出し合いました。その中で流しそうめんをしてみようということになり、患者様たちと何度か話し合いをしながら、準備するものや買い物内容、下ごしらえの段取りなど計画しました。

そして当日は患者様と近くのスーパーまで行き、そうめんの種類やめんつゆの値段など色々と気をつけながら無事買い物を終えて帰ってくると、その後は作業療法室のキッチンでそうめんをゆがいたりと準備も順調に進みました。

 

食べる準備ができた頃に、他の患者様も招待して、皆で流しそうめん大会を楽しみました。

患者様からは「美味しかった」「毎年夏にしたい」などの声を頂き、準備に関わった患者様からは「久々に料理をして、IHの操作が難しかった」と、実際に取り組んで気づいたこともあったみたいです。

 

続いて6階病棟です。

こちらも入院患者様に気分転換とリラックスの時間をもって頂きたいということで、カフェ企画に挑戦しました。

 

私も見学で病棟にお邪魔しましたが、コーヒーの良い香りが漂うなか、パンケーキの甘い癒しに、参加された患者様も自然と表情やわらぎ、にこやかにお話をされる姿が印象的でした。たまにはこういうゆったりとした時間を過ごすのも良いですね。

ということで、今回は2病棟の取り組みの紹介でしたが、また季節ごとに色々な行事や催しがありますので、また折をみて紹介させて頂きますね。

垂水病院 盆踊り

8月7日(水)は垂水病院恒例の盆踊り大会でした♪

日中から天候に恵まれ、かなり日差しも強い中の作業でしたが、企画委員を中心にそれぞれの部署のスタッフも協力しながら会場の準備をしてもらいました。

またスタッフには浴衣やハッピを着て盆踊りの雰囲気を盛り上げてくれる方も多く、会場の様子も徐々にお祭りムードになっていきました。

さてさて、まだまだ明るい時間帯で西日に苦戦しながらも、18時半頃からいよいよ始まりました盆踊りですが、毎年新任の先生方にはやぐらの上で太鼓を叩いてもらっています。

(先生方も忙しい中、太鼓の練習をされていたそうです)

小気味良い太鼓のリズムに合わせ、垂水病院でもお馴染みの炭坑節から踊りが始まると、踊りの輪にも徐々に活気が増し、お祭り音頭や鉄砲節なども楽しめました。

曲が流れてくると、なんとなく踊り方を思い出してくるのも、踊りの上手いスタッフを見ながら懸命に合わせるのも、色鮮やかな浴衣の艶やかさも、盆踊りの想い出として残りそうな、そんな時間でした。

患者様からも、踊りを眺めるだけでも楽しかったというお声を頂き、企画や準備は大変でしたが、こうして患者様、スタッフともに楽しめる行事になったことがよかったように思います。

今回は、外来通院されている方や、近くにお住まいの地域の皆様、あるいは患者様のご家族様など、非常に多くの方が来院して下さいまして、スタッフ一同とても嬉しく思います。

ご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

これからも皆様と一緒に楽しめる病院行事を作っていけたらと思いますので、またのご参加をぜひぜひ待ちしております。

三木の花火大会

7月27日(土)三木市防災公園で花火大会が開催されました。

昨年度は新館が建ったときに「花火が良く見えるだろうな~」と誰もが楽しみにしていたのですが、悪天候のため開催されない決定でとっても残念でした。

そして今年こそは!と楽しみにしていましたが、今年も台風の影響で朝から雨っ…(*_*;

患者様に見せてあげたいと思っていたのに(-_-;)

「どうぞ三木市様、きっと昼からは雨が上がるので、判断はもう少し後にして~」と祈りました。

やっぱり、お日様が午後から出てきました!今年の三木市は、中止の判断はせず強行突破のつもりだったのか?ナイス判断で、花火大会が開催されることとなりました。

7階病棟からの花火を撮影しました。

患者様からは、「入院してて花火見れるなんて嬉しかった」「よく見えてスゴい!」「きれいな~♪」

患者様の笑顔とひと時の夏のイベントを楽しんでいただけました。

来年も、あるかな~

職員も仕事の手を止めて、患者様と一緒に花火を見る時間を共有できたらもっと良かったな~

そんなことを感じる夏のひとコマでした♪

第44回日本精神科看護学術集会に参加してきました!

6月21日~23日に長崎で日本精神科看護学術集会が行われました。そのプログラムの一つの座長をさせて頂きました。発表者が各施設での取り組みをベストな状態で発表できるように緊張をほぐしつついざ会場へ…。

発表と質疑応答を通じ会場の皆さんとも意見交換をすることができ、とても有意義な時間を共有することが出来ました。メイン会場ではジャパネットたかたの創業者の高田明さんの講演があり、テレビショッピング以上に聞き入ってしまうほど素晴らしい内容に感銘を受けました。

そして、同行した病院職員と長崎グルメを堪能しつつ学会での学びをどう取り入れようかなど熱く語り合ったり、精神科認定看護師の仲間と交流し意見交換をしたりしました。また合間の時間にはぶらっと長崎の街を散策するなど、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。このような機会を頂けたことに感謝しています。ありがとうございました。